もくじ
hcg注射が痛いと感じる人がいるのは、筋肉注射だから刺す深さや針の太さが皮下注射と違うため
皮下組織のさらに奥深い場所まで、針を到達させなくてはいけないから、普通の注射よりも痛いと感じることがあるみたいです。
hcg注射を1周期あたり数回打つ場合や、他の注射を同時に打つ場合もあるので、注射が苦手な人にとっては、痛いのではないかと不安に思ってしまいますよね。
hcg注射は、筋肉注射なので、予防接種で多い皮下注射よりも痛いと感じることが多いようです。
人の体は、外側から奥に向かって、肌表面の表皮、真皮、皮下組織、筋肉の順になっています。筋肉注射は、皮下組織のさらに奥深い場所まで、針を到達させなくてはいけません。
そのため、注射針は22~23G(太さの単位ゲージ)を使います。皮下注射の場合は22~25Gを皮下組織の厚さなどに合わせて選びます。
針を刺す角度は約45度以上~90度です。筋肉内は、皮下組織内よりも血液の循環が多いため、筋肉注射は、皮下注射よりも早く薬が体内に吸収されます。
比較的太い注射針を使うことや、角度をつけて深く針を刺すことなどが、hcg注射の痛みを感じる原因だといえそうです。
hcg注射を打つ場所は主に、肩、太もも、おしりの3通り
筋肉注射を打つ場所は、主に、肩にある三角筋、太ももにある大腿四頭筋、おしりにある臀部の筋肉です。
筋肉注射は皮下注射よりも深く針を刺すため、神経を傷つけたり、誤って血管に入ったりしないように注意が必要です。そのようなリスクを防ぐために、筋肉注射を打つ場所が細かく決められています。
三角筋の場合
三角筋の場合、肩峰(肩の真ん中のとがっている骨の部分)から3横指下(3本指を横にして当て、下になった部分)です。
大腿部の場合
大腿部の場合、大転子部(股関節の外側の骨が出ている部分)と膝の骨を結んだ線の中央の部分です。
臀部の場合
臀部の場合、腸骨陵(うつ伏せになり、骨盤の骨の上端の部分)より下に臀部を十字に4等分し、上方外側の二等分線上で、その外側1/3の点の部分です。注射の場所による薬の吸収速度は、上腕三角筋、大腿部、臀部の順で早くなります。
hcg注射は、病院で看護師に打ってもらうのが一般的です。
しかし、排卵に向けて最適なタイミングで打ったり、高温期に複数回打ったりするので、都合で来院するのが難しい場合は、自己注射を行うことがあります。一般的な筋肉注射の手順は次のようになります。
hcg注射を自己注射するときの4つの手順
必要物品は、hcg注射の薬剤・溶解液、注射器、22~23Gの注射針、皮膚消毒用のアルコール綿です。
STEP1.手を洗う
まず初めに手洗いを行い、清潔な場所に、必要物品を準備します。
STEP2.注射器のセッティング
注射器に針をセットし、アンプルをカットしたら溶解液を吸い出し、薬剤を溶かします。きちんと溶けたら注射器に吸い、針を上に向けて空気を抜きます。上向きのまま、注射針から薬液が1滴出るまでシリンジを押し薬液を満たします。その後、針を新しいものに変えておきます。注射の部位を決めたら、皮膚をアルコール綿で消毒します。
STEP3.注射針を指す
筋肉をつまむようにして固定し、針を45度以上~90度の角度で刺します。刺した時に、ビリビリと神経に痛みや刺激がないか確認したら、シリンジをわずかに引き、血液の逆流がないことを確認します。
STEP4.注射液の注入
そのままゆっくりとシリンジを押して薬液を注入します。角度を変えずに針を抜いたら、アルコール綿で押さえて、注射部位を軽くマッサージして終了です。
自己注射は指導されたことをしっかりと理解できるまで確認しておくことが大切
平成28年に、日本で認可されたオビドレルをhcg注射として使用する場合もあります。オビドレルは皮下注射で薬液の入った注射器と針がセットされているので、そのまま注射することができます。
皮下注射の場合は、筋肉注射と同じ部位や、上腕の後ろ側の中心線の下から約1/3の部位がよく使われます。基本的な手順は筋肉注射と同じですが、針を刺す角度は10~30度で浅くなります。
自己注射を行う場合は、事前に細かく手順が指導されます。使うhcg薬剤や物品の違いもあるので、指導されたことをしっかりと理解できるまで確認しておくことが大切です。
最初は自分で注射をするなんて大変と思いますが、徐々に慣れてくるので、不安になりすぎなくても大丈夫です。
hcg注射が痛い時と痛くないときがあるのはなぜ?痛みを柔らげる3つの方法
1.注射部位の変更、2.注射部位を冷やしておく、3.注射部位をしっかりとつまみあげる。この3つが痛みを柔らげるポイントです。
hcg注射は筋肉注射なので、針の太さや針を刺す深さがあるため痛みを感じることが多いですが、できるだけ、痛みを少なくしたいものですよね。
同じhcg注射でも、痛い時もあれば、痛くない時もあります。皮膚には痛点というものがあり、痛みを感じやすい場所、感じにくい場所があります。
少し注射部位が違うだけでも変わりますし、針の微妙な角度や力の入り具合なども影響してくるので、毎回痛みの感じ方が違うということもあります。
1.注射部位の変更
注射による痛みを改善する方法がいくつかあります。まずは注射部位の変更です。腕よりもおしりのほうが痛くないという人もいれば、腕が一番良いという人もいます。
一般的に、おしりの大きな筋肉のほうが痛みが少ないと言われていますが、個人差があるので、打つ場所を試しながら、自分が一番痛みを感じにくい場所を選ぶようにしましょう。
2.注射部位を冷やしておく
また、注射する前に、冷たいタオルなどを当てて注射部位を冷やしておくと、少し痛みが感じにくくなります。
3.注射部位をしっかりとつまみあげる
針を刺すときや、薬を注入するときに、力が入っていると筋肉が収縮し、痛みを感じやすくなります。
針を刺すときは、フーと口で息を吐くようにすると、余分な力が抜けます。注射部位をしっかりとつまみあげて行うのもコツです。
痛みが酷い時やおかしいなと感じた時は、早めに診察を受けましょう
薬液が筋肉の組織の中に注入されると、組織が圧迫され痛みを感じます。注射後のマッサージは、痛みを軽減するほか、薬の吸収を促し、組織内のしこり(硬結)ができるのを防ぐ効果があります。
短い期間で、数回、注射を打つ場合は、毎回注射部位を交互に変えるなどして、できるだけ、同じ部位ばかりにならないように気をつけましょう。病院で打ってもらう場合は、前回どこに打ったか覚えておいて、注射前に申告すると分かりやすいです。
また、めったに起こりませんが、注射の際に血管や神経を傷つけたり、注射薬によって局所的な炎症などが起こったりする可能性もあります。痛みが酷い時やおかしいなと感じた時は、早めに診察を受けるようにしましょう。
hcg注射後に卵巣が痛い!その理由と私の卵巣痛の実体験
私も、実際に最初の排卵時の痛みが2~3日後急にひどくなり、吐き気が出始め、その後OHSSが悪化した周期もありました。
hcg注射は、卵巣に強い刺激を与えて排卵を起こすので、普段より排卵痛や排卵後の痛みを感じやすくなります。
特に、他の排卵誘発剤との併用で、大きくなった卵胞が複数ある場合は、排卵前から卵巣自体も腫れた状態になっています。
私の経験でも、hcg注射前のエコーで、医師から「大きい卵胞が1つではないから今回は痛いかも」と言われた周期では、いつもhcg注射の半日後ころから、圧迫するような下腹部痛が出現しました。
その痛みは排卵痛や、卵巣の腫れが原因でした。一時的な症状であれば、様子を見ればよいのですが、注意すべき場合もあります。
・体重が1日で1kg以上増えた時
・尿量が1日500ml以下になった時
・手のしびれや頭痛が出現した時
・痛み止めが欲しいぐらいの腹痛が出現した時
・急に腹部の激痛が出現した時
・呼吸が苦しくなった時参照元:山口レディスクリニック
痛み止めが必要なほどの腹痛や、吐き気、息苦しさ、尿の量や回数が減っているなどの症状がある場合は、hcg注射の副作用であるOHSS(卵巣過剰刺激症候群)の可能性もあります。
私も、実際に最初の排卵時の痛みが2~3日後急にひどくなり、吐き気が出始め、その後OHSSが悪化してしまった周期もありました。エコーなどによる医師の診断に加えて、自分自身も症状の変化に注意が必要だということを実感しました。
重症な場合では血栓症や腹水・胸水、呼吸困難などを招いて危険なので、すぐに医師の診察を受けるようにしましょう。
子宮内膜が薄くて着床しにくかった私が一番重要視した葉酸
子宮内膜が薄い私でも厚くすることで妊娠できました!
多くの不妊治療の専門医達も子宮内膜を厚くするのに葉酸は重要だと言っていて、葉酸サプリを飲めば赤ちゃんの先天性異常のリスクが72%も軽減されることから、厚生労働省も妊活する人は積極的に飲むように勧告しているという事実、ご存知ですか?
元気で健康な赤ちゃんに出会えたいま、振り返ってみて葉酸サプリを飲んでおいて本当に良かったと感じています。
葉酸は子宮内膜の強化や受精卵を作って守るという子宮内環境を良くする効果があります。葉酸は、不妊治療中の女性のみでなく、男性にも飲んで頂きたいサプリメントです。葉酸が不足していると精子の染色体に異常が起こる確率が高くなると言われています。
葉酸は水に溶けやすく食事からでは吸収されにくのが弱点で、科学的に先天性異常の発症率を70%以上も低減が実証されているのは、食事ではなくサプリからのみ。だから、葉酸サプリを摂取するように国も強く勧告しているんです。
諸外国でも日本においても神経管閉鎖障害のリスク低減の観点からは、食事からの葉酸に加えて栄養補助食品からの葉酸を摂取するよう勧告されています。
食品からの葉酸摂取に加えて、いわゆる栄養補助食品から1日0.4mgの葉酸を摂取すれば、神経管閉鎖障害の発症リスクが集団としてみた場合に低減が期待できる
妊娠しやすくするためには子宮内膜をふかふかにする必要があります。そのために必要な栄養素に葉酸がポイントといわれていますが、実は葉酸サプリなら何でもいいわけじゃなくて、妊活中に最適な葉酸サプリを選ぶことが大切なんです。
安心して飲めるサプリならいいですが、もしも適当に選んで飲んでいたサプリが無駄な添加物がギトギト、妊活中に必要な葉酸量が入っていない、製造工程がやばすぎる、とかだったら引きますよね、、、
特にコンビニとかで誰でも買える葉酸サプリは、妊活中は飲んでも無駄になるケースもあるので、葉酸サプリの選び方をしっかり知ることはとても重要です。
私も最初なんでもいいのかと思って、コンビニの安いやつを飲んでいたら全く意味がなくてがっくり。そこから真剣に葉酸について勉強してからは、何も知らなかった過去の私を本気で叱りたくなりました。
このときの経験を元に、葉酸サプリの選び方を分かりやすくまとめましたので、まだ飲んでいない人、飲んでいたけど適当に選んでいたかも、という人は参考になさって下さい。
hcg注射で妊娠できた私が大切にした葉酸サプリの選び方を公開しています。