hcg注射後の高温期はいつからいつまで?高温期が低い短いのはなぜ?

hcg注射の効果で高温期にどんな影響があるの?

両手

hcg注射は高温期への移行がスムーズになる&高温維持しやすくなります

hcg注射には、排卵を起こす効果と、黄体ホルモンを補充する効果があります。


まず、hcg注射は、排卵を促すLH(黄体形成ホルモン)と同じ作用を持っているので、排卵のきっかけであるLHサージを起こし、排卵させることができます。

注射後24~36時間以内に排卵が起こせるので、排卵に合わせて性交をもつ、タイミング療法でも多く使われています。


hcg注射によって排卵を起こすことで、排卵を境に変化するホルモン分泌の切り替えがきちんと起こり、高温期への移行がスムーズになります。


hcg注射を高温期に打つと、基礎体温を維持しやすくなる


次に、hcg注射は、黄体ホルモンの分泌を促し、補充する作用があります。

黄体ホルモンは、排卵後に卵胞が黄体へと変化し、そこから分泌が始まるプロゲステロンのことです。


プロゲステロンには、子宮内膜を着床しやすい状態に整え、剥がれ落ちるのを防いで妊娠を維持しやすくする役割があります。

プロゲステロンの分泌が増え、血液中の濃度が高まると、体温が高くなるため、高温期の基礎体温は安定します。


黄体補充の目的でhcg注射を打つ場合は、何回か打つことも


黄体補充の目的でhcg注射を打つ場合は、高温期が終わる排卵14日後まで3000~5000単位を、約2~3日おきに数回打つというパターンがよく使われています。

黄体機能不全などの症状があり、高温期の日数が短い人でも、hcg注射を打つことによって、正常な日数である14日前後、高温期を維持することができます。


hcg注射後の高温期の数え方。高温期の期間はいつからいつまで?

めがね

排卵日を「高温期0日目」とし、そこから14日±2日が高温期になるのが一般的

通常、排卵が起こると、翌日頃から基礎体温が上昇し、高温期に入ります。

排卵日を「高温期0日目」とし、基礎体温が上がった日から「高温期1日目」と数えるのが一般的です。


hcg注射を打つと、約24~36時間後に排卵が起こるので、だいたいhcg注射の翌日が排卵日と考えるとよいでしょう。

黄体機能不全などがなければ、高温期は14日±2日持続し、妊娠していない場合は月経が始まります。月経開始日を次周期の1日目として数えていきます。


しかし、hcg注射を打っても実際に排卵する時間が24~36時間後の幅から出て、ずれてくる場合もあります。

排卵のきっかけであるLHサージが、注射を打つ前にすでに始まりかけていた場合などでは、排卵が注射当日に起きることもあります。


逆に、卵胞の成熟が不十分であったり、ホルモンの分泌が不足していたりすると、36時間以上経ってから排卵する場合もあります。

卵胞の成熟度やホルモンの状態は、個人差や周期差が大きいため、排卵が起こった日を、基礎体温だけで推測するのは難しいケースもあります。


基礎体温が上がる直前に、排卵が起きないことも


また、基礎体温が上がる直前に、必ず排卵が起きているわけではありません。

低温期から高温期に移行している1~3日の間で排卵が起きる人も多いです。

排卵日の多少の誤差はそこまで気にしなくても良いのですが、不妊治療をしていると、妊娠の可能性や体の状態を少しでも多く知りたくて、排卵日を正確に特定したくなりますよね。


hcg注射後に後日、排卵の確認のため経腟エコーを行う場合も多いので、その結果と基礎体温の上がり具合を併せて、排卵日を判断すると良いでしょう。


hcg注射後の高温期の基礎体温が高いまま安定して長くなる、伸びることがあるのはなぜ?

いいね

hcg注射によって排卵が起こり、高温期の体温が上昇し、高いままで日数が伸びるのは、注射の効果が出ている証拠

hcg注射後の高温期の体温が高い、日数がしっかりとれているという状態は、黄体ホルモンの影響が関係しています。


排卵後の黄体から分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)は、基礎体温を上げ、高温期を維持する働きがあります。

hcg注射によって排卵が起こり、高温期の体温が上昇し、高いままで日数が伸びるのは、効果がきちんと出ているということです。


排卵、黄体ホルモンがしっかり機能していると、それだけ受精率・着床率があがり妊娠の可能性を高めることに繋がります。


妊娠していれば、高温期の体温は上がったままで日数もさらに伸びていきます。


妊娠しておらず、hcg注射の影響もない時期なのに、生理予定日を過ぎても体温が下がらない場合は注意


しかし、妊娠しておらず、hcg注射の影響もない時期なのに、生理予定日を過ぎても体温が下がらない場合は、注意が必要です。


子宮内膜症や黄体依存症などの疾患、ホルモンバランスの乱れなどが起こっている可能性もあります。

不妊治療を行う際の検査で、すでに診断されていることも多いのですが、これらは、妊娠に悪影響となるため、治療が必要な場合もあります。


hcg注射後、高温期にならない、体温が低いのはなぜ?

ギク

排卵が起こらなかったことや、黄体ホルモンが不足している可能性も

hcg注射を打っても、高温期にならない、高温期になるのが遅い、高温期が短いという場合があります。

これらの状態で考えられる原因としては、排卵が起こらなかったことや、黄体ホルモンが不足していることなどです。


hcg注射を打った時の排卵率は約80%と高いのですが、時には排卵しないこともあります。

排卵がなければ、黄体からの黄体ホルモンの分泌が始まらないので、基礎体温は低いまま経過し、高温期になりません。


高温期になるのが遅いのは、hcg注射が効きにくかったり、卵胞の成熟が不十分であったりして、排卵までの時間がかかった、ホルモン分泌の切り替えがスムーズにいかなかった可能性があります。


hcg注射が足りない場合は、排卵を促すために再度注射を打つことも


hcg注射が足りない場合は、排卵を促すために再度注射を打つこともあります。

黄体ホルモンが不足している状態に対しては、黄体ホルモン補充を行います。

hcg注射には、黄体ホルモンの分泌を促す作用があるので、排卵後の高温期の維持のために、数回注射する方法もあります。


また、hcg注射と黄体ホルモン剤を併用することもあります。

黄体ホルモン剤には様々な種類がありますが、内服薬ではデュファストンやルトラールなどがよく使われています。


hcg注射後の高温期、終盤はどうなる?妊娠したとき、生理がくるときは?

笑顔前

妊娠していない場合は、高温期13日目ごろなどの終盤の時期になると、基礎体温がやや低下。妊娠したときは持続します

hcg注射を打ち、排卵した後の高温期は、通常約14日間あります。排卵後14日を過ぎてから、妊娠判定を行うのが一般的です。


高温期も10日頃を過ぎると、排卵前に打ったhcg注射の影響がなくなり、妊娠初期や生理前の様々な症状を感じる人が出てくる時期です。

黄体ホルモンを分泌している黄体は、約14日間で小さくなり消えていくので、妊娠していない場合は、高温期13日目ごろなどの終盤の時期になると、基礎体温がやや低下することもあります。


それに対して妊娠している場合は、黄体ホルモンの分泌が続くため、高温期が持続することが多いようです。


私が妊娠したときの基礎体温の変化はこんな感じでした


私の経験を例にしてみます。

発見

タイミング療法や人工授精の際は、排卵前のhcg注射と、高温期の黄体ホルモン剤の内服を併用していました。

妊娠しなかった周期では、基礎体温が36.8~37.0℃までの間で変動しながら高温期が経過し、12~13日目ごろは36.8℃台が増えていることが多かったです。

一方、妊娠した周期では、36.9~37.1℃の間で変動の幅が小さく、13日目ごろでも体温が維持できていました。

hcg注射は、妊娠後に分泌されるhcg(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)と同様のものなので、似た症状が出ます。

高温期の初期から出ていた症状がいったん消えて、高温期の終盤頃にまた出てきた場合は、妊娠後のhcg産生による妊娠初期症状である可能性もあります。

子宮内膜が薄くて着床しにくかった私が一番重要視した葉酸

笑顔前

子宮内膜が薄い私でも厚くすることで妊娠できました!

多くの不妊治療の専門医達も子宮内膜を厚くするのに葉酸は重要だと言っていて、葉酸サプリを飲めば赤ちゃんの先天性異常のリスクが72%も軽減されることから、厚生労働省も妊活する人は積極的に飲むように勧告しているという事実、ご存知ですか?

元気で健康な赤ちゃんに出会えたいま、振り返ってみて葉酸サプリを飲んでおいて本当に良かったと感じています。


葉酸は子宮内膜の強化や受精卵を作って守るという子宮内環境を良くする効果があります。葉酸は、不妊治療中の女性のみでなく、男性にも飲んで頂きたいサプリメントです。葉酸が不足していると精子の染色体に異常が起こる確率が高くなると言われています。

参考元:体外受精・顕微授精の不妊治療専門 とくおかレディースクリニック


葉酸は水に溶けやすく食事からでは吸収されにくのが弱点で、科学的に先天性異常の発症率を70%以上も低減が実証されているのは、食事ではなくサプリからのみ。だから、葉酸サプリを摂取するように国も強く勧告しているんです。


諸外国でも日本においても神経管閉鎖障害のリスク低減の観点からは、食事からの葉酸に加えて栄養補助食品からの葉酸を摂取するよう勧告されています。

引用元:葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果(厚生労働省運営のe-ヘルスネットより)

食品からの葉酸摂取に加えて、いわゆる栄養補助食品から1日0.4mgの葉酸を摂取すれば、神経管閉鎖障害の発症リスクが集団としてみた場合に低減が期待できる

引用元:神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について(厚生労働省)

ダメ

妊娠しやすくするためには子宮内膜をふかふかにする必要があります。そのために必要な栄養素に葉酸がポイントといわれていますが、実は葉酸サプリなら何でもいいわけじゃなくて、妊活中に最適な葉酸サプリを選ぶことが大切なんです。


安心して飲めるサプリならいいですが、もしも適当に選んで飲んでいたサプリが無駄な添加物がギトギト、妊活中に必要な葉酸量が入っていない、製造工程がやばすぎる、とかだったら引きますよね、、、


特にコンビニとかで誰でも買える葉酸サプリは、妊活中は飲んでも無駄になるケースもあるので、葉酸サプリの選び方をしっかり知ることはとても重要です。

私も最初なんでもいいのかと思って、コンビニの安いやつを飲んでいたら全く意味がなくてがっくり。そこから真剣に葉酸について勉強してからは、何も知らなかった過去の私を本気で叱りたくなりました。


このときの経験を元に、葉酸サプリの選び方を分かりやすくまとめましたので、まだ飲んでいない人、飲んでいたけど適当に選んでいたかも、という人は参考になさって下さい。


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